Purpose & Vision
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気候変動への対応を特別な取り組みではなく、誰もが日常の中で自然と実践できる社会──すなわち、脱炭素を「当たり前」にする社会を実現すること。それが私たちタンソーマンGXの原点です。
そのために、47都道府県すべてに拠点を構え、地域の多様な課題や資源に寄り添いながら、再生可能エネルギーと脱炭素の取り組みを根づかせ、エネルギーの地産地消を共に実現するパートナーとなることをビジョンに掲げています。

Materiality
パーパスとビジョンの実現に向けて、以下4つの重点テーマを軸に事業を展開しています。
01
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誰もが参加できるGXの
環境づくり

GXを一部の先進企業だけのものにしないために、知識や制度をわかりやすく伝え、CO₂算定や補助金活用のハードルを下げます。初心者でも安心して取り組めるサポート体制を整え、誰もがGXに参加できる社会の基盤をつくります。

02
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地域主導による脱炭素の推進

自治体との連携を通じて、再生可能エネルギーの導入を地域から支援。信用金庫や地元の再エネ事業者とパートナーシップを組み、地域企業とともにエネルギーの地産地消を進めます。地域社会が主体となるGXモデルの構築を目指します。

03
03
経済性と社会性を
両立する企業支援

GX投資に必要な資金面の課題を解決するため、補助金活用やグリーンファイナンス、サステナビリティ・リンク・ローンの導入支援を行います。中小企業やスタートアップでも取り組めるよう、公正でアクセスしやすい資金循環の仕組みづくりを推進しています。

04
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GXを体現する柔軟で
機動的なチーム運営

少数精鋭の体制を活かし、クラウドベースの運用によるスピーディかつ柔軟な対応を実現。紙資料を使わないペーパーレス化や、再エネ活用を自ら推進するなど、社内でもGXを実践する組織文化を育んでいます。

Strategy
自社の強み、パートナーシップによる推進力の強化を通じて、
中長期的な機会とリスクを適切に捉え、ビジョン実現を加速させます。

中長期的な時流を読み、戦略を策定した上で、CO₂排出削減を中核とするソリューション提供を通じて、企業の脱炭素経営の実装を支援しています。Scope1〜3に対応した温室効果ガスの可視化、再エネ導入、補助金・ファイナンス活用までを包括的に支援することで、企業のGX(グリーントランスフォーメーション)を現場レベルで推進します。

01
誰もが参加できる
GX・脱炭素の環境整備

当社は、CO₂算定SaaSをはじめとする独自のITソリューション、高付加価値を生む開発体制、アジャイルに動ける少数精鋭の人材、地域金融機関や再エネ事業者との連携基盤など、複数の資本(知的・人的・社会的)を活用し、脱炭素の「最初の一歩」を支える体制を確立しています。GXを自ら実践し、社会に伝播させる企業としての競争優位を形成しています。

02
パートナーシップによる
自社の弱みの補完と共創価値の創出

自社単独では補いきれない地域性や専門性、スケーラビリティの課題に対しては、自治体、信用金庫、保険会社、再エネ事業者などとの協業によって補完しています。地域の実情に精通するパートナーとの共創により、脱炭素の「仕組み化」と「構造化」を実現し、社会全体への実装力を高めています。

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01
社会的機会を捉えた戦略展開

GX・脱炭素の社会的機運は、制度面・資金面で年々高まっており、特に中堅中小企業への支援ニーズは拡大傾向にあります。また、Scope3開示義務やESG融資の拡充といった政策・金融の動きは、当社の事業と極めて高い親和性を有しています。これらの追い風を機会と捉え、支援対象の拡大と全国展開を加速させていきます。

政府・自治体主導による
GX・脱炭素の推進
地域のパートナーとして事業参画できる機会が拡大中
カーボンニュートラルに
向けた社会的機運の高まり
民間企業の自主的取り組みやPR目的での需要が増加
中小企業向け補助金・
助成金の多様化と拡充
設備投資や人材育成、新規事業展開などが円滑に
金融機関によるESG評価・
サステナブルファイナンス
の浸透
脱炭素経営を行う企業への資金調達支援が加速(SLL、グリーンボンド等)
Scope3報告義務化などによるサプライチェーン対応の拡大
大企業の取引先である中堅・中小企業にも「見える化」の波が波及
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リスクの先読みによる仕組み化

GXへの関心の地域差や制度変更の不透明性、企業側の人材不足といったリスクも存在します。これに対しては、導入しやすいツール設計、制度解説を伴う伴走支援、財務と非財務の両面からのアプローチにより、ハードルを下げる設計思想をあらかじめ組み込み、柔軟性の高い運用を可能にしています。

脱炭素に対する積極的な
ニーズの醸成不足
「自社にはまだ関係ない」という認識を変える必要がある
先行き不透明な法規制
や政治動向
補助金制度や開示義務の変動による戦略転換が求められる可能性
サステナビリティ施策の
“形骸化”や“アピール偏重”
実質的な削減行動よりも形式だけの開示にとどまる懸念
地域間・業種間の温度差
による事業スケールの
難しさ
都市部と地方、中小企業のGX格差への対応が必要
技術的・人的な内製化ハードルの高さ
「ツール導入だけでは解決しない」ため、継続的な伴走体制が求められる
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以上のような考えのもと、
私たちは中長期にわたって
次の3ステップを着実に進めていきます。

( 01 )
可視化で“はじめの一歩”を
切り拓く
(見える化×意識改革)
脱炭素の必要性を
「自分ごと」に変え、
取り組みのハードルを下げる
  • 「タンソチェック」によるCO₂簡易算定(Scope1-3)
  • 中堅・中小企業でも導入可能なUI/UX・価格設計
  • 自治体・地域金融機関と連携した「啓発・伴走型」支援
  • 現状把握からの補助金申請や融資の有効活用
( 02 )
実行支援で“
継続できる仕組み”を構築
(仕組み化×伴走)
属人化やスポット対応から
脱し、組織として脱炭素経営を
実装する
  • 業務代行サービスによるきめ細かな伴走支援
  • サプライチェーンCO₂管理・グループ展開支援
  • 状況に応じたCO₂削減計画とロードマップ策定
  • Scope1-3の排出源ごとの改善提案と効果測定
( 03 )
地域と企業をつなぎ
“全国展開”と“資金循環”を実現
(拠点化×投資連携)
GX未着手の地域・企業にも
継続可能な支援と
経済的インセンティブを届ける
  • 自治体・信金・再エネ事業者・保険会社との「地域パートナーシップ」モデル
  • 東京都モデル(再エネマッチング機能)を全国に横展開
  • 脱炭素に資する設備更新×補助金申請×金融機関連携(SLL、グリーンボンド等)
  • 47都道府県での地産地消モデル構築
Shared Value

私たちタンソーマンGXは、「脱炭素を当たり前にする」というパーパスのもと、社会課題の解決と事業成長の両立を目指すCSV(共通価値の創造)に取り組んでいます。
脱炭素や再エネ導入の推進は、単なる環境対策ではなく、地域経済の循環、企業の競争力向上、新たな雇用やサービスの創出といった経済的・社会的な利益を同時に生み出す力を持っています。私たちが提供するCO₂算定ツールや補助金支援、地域連携モデルは、こうした価値を企業や自治体が現実の行動として実装できるよう支える仕組みです。
そして私たち自身もまた、再エネ利用やクラウド活用などを通じて、自社の事業運営においてもGXを体現する存在であることを大切にしています。 事業を通じて社会に価値を還元し、その成果がまた私たちの成長につながっていく。その循環を生み出すことこそが、私たちの考える価値であり、未来に向けた約束です。

自社への創出価値
  • 安定的かつ持続可能な事業成長
  • 全国展開による顧客基盤の拡大
  • 協業によるレバレッジと信頼性向上
  • 人的資本の強化と組織カルチャーの進化
  • イノベーションの継続創出
CSV
社会への創出価値
  • 脱炭素の参加障壁を下げる
  • 地域経済の持続可能性向上
  • GX人材・知識の地域内実装
  • 公正で開かれた資金循環の促進
  • GX文化の社会浸透