2025.11.10

タンソーマンGX、リブランディングのお知らせ

コスト削減を追求した先に、脱炭素の未来があった。私たちがリブランディングに込めた、現実的な想い

本日、私たちタンソーマンGXは、ブランドメッセージとコーポレートサイトを刷新したことをお知らせします。しかし、これは単なるイメージチェンジではありません。むしろ、私たちがお客様と向き合う中でたどり着いた、ある「現実」を正直にお伝えするための決意表明です。

「脱炭素」という言葉の重さ

「脱炭素に取り組まなければならない」

昨今、この言葉は一種のプレッシャーとして、多くの企業経営者や担当者の方々にのしかかっているのではないでしょうか。サプライチェーンからの要請、高騰し続けるエネルギーコスト、そして複雑化する規制。頭では理解していても、日々の経営の中で、脱炭素を最優先に考えることは容易ではありません。

「環境のために、というのは分かる。でも、まずは目の前のコストをどうにかしたい」

「正直、脱炭素はコストがかかるだけで、儲からない」

これこそが、多くの企業が抱える偽らざる本音だと、私たちは考えています。そして、その感覚は決して間違いではありません。企業の第一の使命は、事業を継続し、成長させることです。私たちは、その現実から目を背けません。

発想の転換:「脱炭素」は目的ではなく、「結果」である

今回のリブランディングで、私たちが最も伝えたかったこと。それは、「脱炭素は、目的として無理に取り組むものではなく、合理的な経営判断を積み重ねた先に、結果として実現されるものである」という事実です。

私たちは、お客様に「脱炭素のために頑張りましょう」とは言いません。私たちがお客様と共に行うのは、徹底した「時流の分析」「数字に基づいた経営判断」です。

•今、どのエネルギー源が最もコスト変動リスクが低いのか?

•どの設備を更新すれば、生産性を落とさずに光熱費を最も削減できるのか?

•どの補助金を使えば、最も投資対効果高く、老朽化した設備を刷新できるのか?

私たちは、このような問いに対して、データと知見を駆使し、その企業にとっての「最適」な答えを導き出します。そして、驚くべきことに、こうして「コストカット」や「リスク管理」を最優先に下された合理的な判断は、結果としてCO₂排出量の削減に繋げることができるのです。

なぜ「最適な選択肢」が「脱炭素」になるのか

それは、時代が大きく変わったからです。

かつては「環境コスト」と見なされていたものが、今や「経営リスク」そのものになりました。化石燃料への依存は価格高騰リスクに直結し、非効率なエネルギー使用はそのままコスト増に跳ね返ります。サプライヤーとしての選定基準に「環境配慮」が入ることも、選択肢の一つにはなってきました。

このような時代において、「最適な経営判断」とは、すなわち「エネルギー効率を高め、将来のリスクを減らし、サプライチェーンでの信頼性を高める判断」に他なりません。そして、それこそが「脱炭素」への道筋そのものなのです。

私たちの新しい約束:「意識」ではなく「仕組み」で、共に前へ

だからこそ、私たちはリブランディングを機に、私たちの役割を再定義します。

私たちの仕事は、お客様の意識を変えることではありません。お客様が合理的な判断を続けるだけで、自然と脱炭素が進んでいく「仕組み」を設計し、実装することです。

•時流を読む。

•数字で語る。

•現場と向き合う。

この3つの約束を胸に、私たちは流行や理想論に流されることなく、お客様の経営に寄り添います。コスト削減という現実的な経営課題の解決を追求した先に、持続可能な未来が待っている。私たちは、そのことを一つ一つの仕事を通じて証明してまいります。

新しくなったタンソーマンGXに、どうぞご期待ください。