Scope1・2およびScope3の複数カテゴリに対応 CO₂排出量算定システム『タンソチェック』がISO14064‑3妥当性確認を取得
株式会社タンソーマンGX(東京都港区、代表取締役 福元惇二)は、自社開発のCO₂排出量算定プラットフォーム『タンソチェック(Ver.1.1)』について、ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社より、国際規格ISO14064‑3:2019(JIS Q 14064‑3:2023)に基づく第三者妥当性確認(限定的保証水準)を取得しました。
本確認では、Scope1・2に加え、Scope3の主要カテゴリ(Cat2 資本財、Cat4.9 輸送、Cat5 廃棄物 など)が対象となり、国際基準に準拠した算定ロジックの信頼性が評価されています。

企業が得られる主なメリット
1. 排出量把握と削減計画が明確化される
Scope3の複数カテゴリを算定・可視化することで、GHG排出のホットスポット(高量カテゴリ)が明確になり、効果的な削減策や優先領域が特定可能になります。
2. ステークホルダー信頼・ESG評価での評価向上
国際基準に基づく第三者妥当性確認付きScope3算定は、CDPやSBTi、TCFDなどの対応において格付け・開示の精度を高め、投資家・顧客などの信頼構築に有効です。
3. サプライチェーンパートナーとの協働・調達優位性
取引先や調達先とデータを共有しやすくなり、環境配慮型調達(グリーン調達)や協業による新しいビジネス機会の創出につながります。
4. ブランド価値の向上と自社PRにも貢献
Scope3算定結果を活用して、自社製品やサービスの環境影響を透明化でき、脱炭素に積極的な企業姿勢を社内外にアピール可能です。
背景とストーリー
国際的にはCDP・SBTi・TCFDなどがScope3排出量の開示・目標設定を強く求めており、企業にとって自社及びサプライチェーン全体のGHG排出管理が不可欠になっています。
Scope3は原材料の調達、輸送、廃棄など15のカテゴリで構成され、正確な算定や信頼性確保には高度な仕組みと第三者確認が必要です。多くの企業が未対応である中、Scope3に対応した複数カテゴリで妥当性確認済のシステムは国内でも稀少です。
この取得により、『タンソチェック』は企業にとって「信頼できる排出量算定基盤」としての地位を確立。「脱炭素対応」「サステナビリティ戦略」「ESG情報開示」に活用できる強力な武器となります。
『タンソチェック』の特徴
『タンソチェック』は中小企業から自治体、上場企業に至るまで、幅広いユーザーに導入されているCO₂排出量可視化・管理のSaaSプラットフォームです。
全国470社・約1,000拠点での導入実績があり、物流・廃棄物を含むScope3データ収集に強みがあります。さらに、AIによる再エネ診断機能や省エネ投資支援など、脱炭素経営の“現場支援から可視化・改善まで一気通貫”で提供可能です。
今後の展望
株式会社タンソーマンGXは、今後も機能強化と品質向上に注力し、企業や自治体の脱炭素経営の標準インフラとしての地位を確立します。
Scope3対応を含むサプライチェーン全体のGHG管理、SBTi対応支援、共同プロジェクト展開など、脱炭素価値の普及と透明性の向上に貢献してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社タンソーマンGX
Mail:info@tanso‑man.com
TEL:03‑6555‑8314