~坂の多い文京区で、介護職員の移動負担の軽減・在宅介護サービスの安定・地域の脱炭素を同時に検証。10月1日から文京区が協力事業所を募集~
株式会社タンソーマンGX(本社:東京都渋谷区、代表取締役:福元惇二、以下「タンソーマンGX」)は、東京都文京区の「文京共創フィールドプロジェクト(B+)」において、タンソーマンGXが提案した「坂の多い文京区で在宅介護を支えるEVバイク訪問介護支援実証事業」が採択されたことをお知らせいたします。実証期間は2026年10月から2027年3月までです。
本実証では、文京区内の訪問介護事業所等にEVバイク・小型e-モビリティを一定期間無償で貸与し、実際の訪問業務でご利用いただきます。
2026年10月1日(木)から、文京区が本実証にご参加いただく協力事業所の募集を開始します。
▼文京区「B+『坂の多い文京区で在宅介護を支えるEVバイク訪問介護支援実証事業』への協力事業所の募集について」
https://www.city.bunkyo.lg.jp/b020/p007765.html

実証事業の背景
訪問介護では、職員が1日に何件もの利用者宅を回ります。移動は業務時間のなかで大きな割合を占め、その負担は日々の働きやすさに直結します。
文京区は坂道の多い地域で、自転車などでの移動は職員の身体的な負担につながりやすい環境です。介護人材の不足が続くなか、移動にかかる負担を軽くし、業務を効率化することは、職員の定着を考えるうえでも重要な課題となっています。
そこでタンソーマンGXは、EVバイクと小型e-モビリティを実際の訪問介護業務で使っていただき、従来の移動手段と比べることで、現場での導入効果を定量・定性の両面から検証します。
確かめたいのは「EVが優れているかどうか」ではありません。「どの業務・どの条件であれば、現場の負担が実際に軽くなるのか」、そして「使いにくかったのはどんな条件か」です。
本実証を通じて、
「介護人材の確保・定着」
「在宅介護サービスの安定化」
「地域の脱炭素」
を同時に進めるモデルの構築を目指します。
実証事業の概要
事業名
坂の多い文京区で在宅介護を支えるEVバイク訪問介護支援実証事業
実証事業者
株式会社タンソーマンGX
実証期間
2026年10月~2027年3月
対象
文京区内で、訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護のいずれかを提供している事業所
募集事業所数
4事業所程度(先着順)
協力事業所の募集期間
2026年10月1日(木)~10月30日(金)
車両の貸与期間
2026年10月~2027年1月の間で、1事業所あたり1~2か月程度(日程は応募事業所とタンソーマンGXで調整のうえ決定)
費用
車両費・保険料等の基本的な費用はタンソーマンGXが負担します。充電に伴う電気料金と、駐車場を利用した場合の駐車料金は、協力事業所のご負担となります。
主な応募要件
- 訪問業務で、貸与期間中に10回以上EVバイク等を利用できること(同じ職員の方でなくても構いません)
- 効果検証に必要なデータ収集とヒアリングにご協力いただけること
- 貸与期間中、車両を保管できるスペースを確保できること
応募方法・応募要件の詳細は、文京区の募集ページをご確認ください。
実証で検証する主な項目
車両の導入前と導入後のデータを比べ、主に次の4つの観点から検証します。
移動・業務効率
移動時間、走行距離、訪問件数、訪問先への到着の遅れ、駐車場所を探すのにかかる時間、急な訪問への対応のしやすさ
職員の負担
坂道や荷物の運搬による身体的な負担、心理的な負担、雨の日や暑さ・寒さのなかでの負担、今後も使い続けたいか
コスト・環境
燃料費と充電費などの移動コスト、CO2排出量の削減効果
安全性・実用性
運転のしやすさ、安全性、保管のしやすさ、利用を避けた条件とその理由
データは、職員の皆様による運行記録と無記名のアンケートで集めます。記録は現場の負担にならないよう、1回数分で記入できる様式を用意しました。利用者の方の個人情報や訪問先の情報は取得しません。
実証に使用するEVモビリティ
本実証では、特徴の異なる2種類のEVモビリティを使用します。応募時に希望の車種をお選びいただけます(台数に限りがあるため、ご希望に添えない場合があります)。
三崎未来電子株式会社「L-noa(エルノア)」

原付一種に区分される、業務用の電動バイクです。家庭用100Vコンセントで充電でき、坂道や細い道の多い住宅街を小回りよく移動できる手段として、その効果を検証します。運転には原付免許または普通自動車免許が必要です。
株式会社ダイゾー「e-NEO」

屋根とエアコンを備えた、3人乗りの小型e-モビリティです。雨の日や夏・冬の時期も含め、訪問介護の新しい移動手段としての実用性を検証します。家庭用100V電源またはEVステーション(200V)で充電でき、運転には普通自動車免許が必要です。
文京共創フィールドプロジェクト(B+)について
「文京共創フィールドプロジェクト(B+)」は、文京区が2022年度(令和4年度)から実施している取り組みです。スタートアップ企業等と区が「共創」し、文京区を「フィールド」として、地域課題や社会課題の解決に向けた実証事業を行っています。採択された事業に対しては、区の関係部署や関係者とのマッチング、実証の場の提供などの支援が行われます。
▼文京区の報道発表「≪文京共創フィールドプロジェクト(B+)≫で新たな実証事業を採択しました」
https://www.city.bunkyo.lg.jp/b003/p008286.html
今後の展開
タンソーマンGXは、本実証で得られた運行データや職員アンケートを分析し、業務効率、職員の負担、コスト、安全性、CO2削減効果を取りまとめて文京区へ報告します。
車両を導入して終わりにするのではなく、「どのような環境・業務で効果が高いのか」「どのような条件では使いにくいのか」まで明らかにすることで、ほかの地域でも再現できるモデルづくりを目指します。
本実証で得られた知見は、文京区内にとどまらず、他の自治体や介護事業者への展開にも活かしてまいります。
代表取締役 福元惇二のコメント
今回、文京区とともに、実際の訪問介護の現場でEVモビリティの効果を検証できることを、大変うれしく思っています。
脱炭素というと、CO2を減らすこと自体が目的になりがちです。私たちは、脱炭素につながる技術やサービスが、現場で働く方々の負担軽減や生産性の向上と両立してはじめて、社会に根づくと考えています。
今回の実証では、坂道を含む毎日の移動がどれだけ楽になるのか、訪問業務を効率化できるのか、そして職員の皆様に「これからも使いたい」と思っていただけるのかを、現場のデータで確かめます。使いにくかった条件も含めて記録し、次の導入に活かせる形で取りまとめます。
文京区の皆様、ご協力いただく介護事業所の皆様、車両の提供にご協力いただくメーカー各社の皆様とともに、介護人材の不足と脱炭素という二つの社会課題の解決につながるモデルをつくってまいります。
株式会社タンソーマンGXについて
株式会社タンソーマンGXは、「脱炭素を当たり前にする。」を掲げ、CO2排出量の算定・可視化サービス「タンソチェック」、法人向けの電気料金見直し・再生可能エネルギー導入支援サービス「デンキチェック」をはじめ、太陽光発電・蓄電池・EVの導入支援や補助金・ファイナンス支援まで、企業や自治体の脱炭素経営を総合的に支援しています。
会社名:株式会社タンソーマンGX
代表者:代表取締役 福元惇二
所在地:東京都渋谷区神宮前5丁目34番4号 Jハウス2F
設立:2019年1月
事業内容:脱炭素経営支援、再エネ導入支援、ファイナンス支援
URL:https://corp.tanso-man.com/
本件に関するお問い合わせ
報道関係・本実証に関するお問い合わせ
株式会社タンソーマンGX 広報担当
E-mail:info@tanso-man.com
TEL:03-6555-8314
協力事業所の募集(応募方法・応募要件)に関するお問い合わせ
文京区 福祉部介護保険課 高齢者施設担当
(連絡先は文京区の募集ページをご確認ください)
https://www.city.bunkyo.lg.jp/b020/p007765.html
