2026.05.31

BMW iX1(電気自動車)で東京から軽井沢へ160km旅。EV旅行の正直レビュー

タンソーマンGX福元です。
2026年5月、東京から軽井沢まで、BMW iX1で行ってきました。

正直に言うと、EVで遠出をする前は少し不安がありました。

「途中で充電が足りなくなったらどうするのか」
「高速道路で電池が減るのではないか」
「軽井沢のような山の方に行って大丈夫なのか」

EVに乗ったことがある人なら分かると思いますが、ガソリン車とは違う種類の不安があります。

ガソリン車なら、燃料が減ってもどこかにガソリンスタンドがあるだろうと思える。
でもEVの場合は、充電場所、充電時間、残量、目的地での過ごし方まで、少し考える必要がある。

ただ、今回の東京〜軽井沢の移動で感じたのは、その不安はかなり過去のものになりつつあるということでした。

むしろ、EVの方が気持ちいい。
そして、軽井沢のような場所にはEVがかなり合っている。

これは少し大げさではなく、今回かなり実感しました。

東京〜軽井沢は、EVにちょうどいい距離だった

BMW iX1(電気自動車)で東京から軽井沢へ160km旅。EV旅行の正直レビュー

東京から軽井沢までは、車でおよそ170km前後です。

この距離感が、EVにとってかなりちょうどいい。

短すぎるとEVの良さを感じる前に着いてしまう。
長すぎると、まだ充電計画が気になる人もいる。

その点、東京〜軽井沢は「EVで遠出するには最初の成功体験としてちょうどいい距離」だと思いました。

高速に乗って、都内を抜けて、だんだん景色が変わっていく。

ガソリン車でも楽しいルートですが、EVだと移動の質が少し変わります。

まず、車内が静かです。

エンジン音がないので、会話がしやすい。
音楽も聴きやすい。
長時間乗っていても、疲れ方が違う。

軽井沢に向かう道は、途中から少しずつ山道に近づいていきます。
そこでEVのトルクの強さが効いてきます。

アクセルを踏んだときの反応が自然で、加速が滑らか。
重たいSUVなのに、もたつかない。
BMWらしい走りの気持ちよさがありながら、エンジン車のような振動や騒音がない。

「EVは環境にいいけど、走りはつまらない」

そう思っている人がいたら、BMW iX1に一度乗ってみると印象が変わると思います。

少なくとも、今回の軽井沢ドライブでは、EVだから我慢した場面はほとんどありませんでした。

高速道路の休憩と30分充電は、かなり相性がよかった

今回、特に良かったのが高速道路での充電です。

休憩のついでに30分ほど充電できれば、それでかなり十分でした。

これはEVに乗る前のイメージと少し違いました。

EVの充電というと、「待たされる」「時間がかかる」「不便」という印象を持たれがちです。
でも実際には、高速道路で30分休憩すること自体は、普通にあります。

トイレに行く。
飲み物を買う。
少し食べる。
スマホを見る。
車内で少し休む。

その間に充電できるなら、思ったよりストレスはありません。

むしろ、今回は昼寝ができたのがよかったです。

長距離運転では、無理に走り続けるより、途中でしっかり休んだ方が安全です。
30分の充電時間があることで、「まあ、休むか」という気持ちになれる。

これは意外とEVの良さだと思いました。

ガソリン車だと、給油は数分で終わります。
それは便利です。

ただ、その分、休憩せずに走り続けてしまうこともあります。

EVの場合は、充電時間がある。
その時間をどう捉えるかで印象が変わります。

「待ち時間」と思うと不便です。
でも「休憩時間」と思えば、かなり自然です。

東京から軽井沢くらいの距離であれば、高速道路の休憩と30分充電の相性はかなり良いと感じました。

一番大きかったのは「充電の不安」が思ったよりなかったこと

EVに対する最大の不安は、やはり充電です。

今回も出発前は、どこで充電するか、軽井沢で充電できるか、少し確認しました。

ただ、実際に走ってみると、東京〜軽井沢の片道であれば、充電の不安はかなり小さいです。

もちろん、出発時の充電残量や気温、走り方、エアコンの使用状況によって変わります。
冬の寒い時期や高速で飛ばしすぎる運転では、電費は落ちます。

それでも、BMW iX1クラスのEVであれば、東京から軽井沢まで行くこと自体は十分現実的です。

重要なのは、「どこかで必ず充電しないと行けない」という感覚ではなく、「休憩や滞在の中で少し足しておけば、帰りも安心」という感覚に変わってきていることです。

これは大きいです。

EVはガソリン車と違って、必ずしも移動中に急いで給油するものではありません。
むしろ、目的地で食事をしている間、買い物をしている間、ホテルに泊まっている間に充電する。

車のエネルギー補給が「移動の途中にわざわざ止まる行為」ではなく、「休憩や滞在時間の中に自然に溶け込む行為」になる。

これがEVの本質的な便利さだと思いました。

ただし、充電インフラにはまだ課題もある

BMW iX1(電気自動車)で東京から軽井沢へ160km旅。EV旅行の正直レビュー

一方で、EVは何もかも完璧だったわけではありません。

今回、実際に軽井沢周辺で感じた課題もあります。

それは、意外と200Vの普通充電が多かったことです。

もちろん、200V充電にも意味はあります。
ホテルに一晩泊まる場合や、長時間滞在する施設であれば、普通充電でも十分使えます。

ただ、旅行中に「少し足して帰りたい」と思ったときには、200V充電では物足りない場面があります。

特に、日帰りや短時間滞在の場合は、やはり急速充電の方がありがたい。

でも、急速充電は人気です。

実際、混んでいて使えなかったタイミングもありました。

これは、EVがまだ不便というより、むしろ急速充電の需要がすでに高まっている証拠だと思います。

EVに乗る人が増えれば、急速充電器の争奪は起きやすくなります。
特に、観光地、サービスエリア、アウトレット、ホテル周辺では、急速充電のニーズはかなり高いはずです。

ここは今後の大きなビジネスチャンスでもあります。

EVが増えるほど、必要になるのは車だけではありません。
充電器、電力契約、太陽光、蓄電池、エネルギーマネジメントまで含めたインフラです。

つまり、EVの普及は「車の話」だけでは終わらない。

地域のエネルギー設計そのものに関わってくる話です。

軽井沢とEVの相性はかなりいい

軽井沢は、EVとの相性がいい場所です。

自然がある。
空気がきれい。
街の雰囲気が落ち着いている。
滞在型の観光が多い。
ホテル、カフェ、アウトレット、レストランなど、車を停める時間が比較的長い。

EVは、ただ走るだけの乗り物ではありません。

「停まっている時間」に価値が出る乗り物です。

ガソリン車は、走っていない時間は基本的に何もしていません。
でもEVは、停まっている間に充電できます。

軽井沢のように、目的地でゆっくり過ごす場所では、この特徴がかなり活きます。

たとえば、ホテルに着いて充電する。
食事中に充電する。
買い物中に充電する。
カフェで過ごしている間に充電する。

そうすると、「充電のために待つ」のではなく、「過ごしている間に充電が終わる」という体験になります。

これは、EVを移動手段として見るだけではなく、観光地のインフラとして見るとかなり面白い。

これから軽井沢のような観光地では、EV充電器の有無がホテルや商業施設の価値にも関わってくると思います。

「泊まれる」だけではなく、
「車も回復できる」場所。

この価値は、今後かなり大きくなるはずです。

EVは、地方観光の体験を変える可能性がある

今回の軽井沢ドライブで感じたのは、EVは単なる車の置き換えではないということです。

ガソリン車をEVに変えるだけなら、話はシンプルです。

でも実際には、EVが増えると、観光地の考え方も変わります。

どこに充電器を置くか。
急速充電をどれだけ整備するか。
普通充電をどの施設に置くか。
充電中の滞在時間をどう設計するか。
再エネと組み合わせられるか。
地域の電気を地域で使えるか。

つまり、EVは「移動」と「エネルギー」と「地域経済」をつなぐ存在になります。

軽井沢でEVに乗っていると、この感覚がよく分かります。

ガソリンをどこかから運んできて燃やすのではなく、電気で走る。
将来的には、その電気が地域の再エネでつくられるかもしれない。
ホテルや商業施設が太陽光を設置し、蓄電池を置き、EV充電と組み合わせる。

そうなると、観光客の移動そのものが、地域のエネルギー循環の一部になります。

これはかなり大きな可能性です。

EVは、車単体で見ると「高い」「充電が不安」「まだ早い」と言われがちです。
でも、地域全体で見ると、EVは新しいインフラになります。

地方にとって、EVは単なる脱炭素の手段ではありません。
観光、宿泊、商業施設、再エネ、電力マネジメントをつなぐ入口になります。

BMW iX1は、EV初心者にもかなり現実的な一台だった

今回乗ったBMW iX1は、EVとしての先進性と、普通のSUVとしての使いやすさのバランスがよかったです。

EVに乗っているという特別感はあります。
でも、運転そのものはかなり自然です。

車高もほどよく、荷物も積みやすい。
軽井沢旅行のように、数人で荷物を積んで移動する用途にも合います。

それでいて、走りはしっかりBMWです。

静かで、速くて、安定している。
高速道路でも不安が少ない。
山道でも扱いやすい。

EVに初めて乗る人にとって大事なのは、「EVだから難しい」と感じないことだと思います。

その点で、iX1はかなり現実的でした。

奇抜すぎない。
でも、ちゃんと未来感がある。
普段使いもできる。
遠出もできる。
そして、運転していて気持ちいい。

EVを広げるうえで、こういう車はかなり重要だと思います。

EVは、もう一部の人だけの趣味ではない

少し前まで、EVはかなり特殊な選択肢でした。

環境意識が高い人。
新しいものが好きな人。
充電設備を自宅に持てる人。
車に詳しい人。

そういう人たちの乗り物というイメージがありました。

でも、今回東京から軽井沢へ行ってみて、そのイメージはかなり変わりました。

EVは、もう一部の人だけのものではないです。

もちろん、まだ課題はあります。

集合住宅での充電環境。
地方によっては充電器の数。
充電器の出力差。
急速充電器の混雑。
200V普通充電が中心の施設では、短時間利用に向きにくいこと。
冬場の電費低下。
車両価格。

こうした課題は残っています。

ただ、それでも「EVは遠出に向かない」と一言で片づける時代ではないと思います。

少なくとも、東京から軽井沢に行くような距離感であれば、EVは十分に選択肢になります。

むしろ、静かで、快適で、運転が楽しく、休憩中に充電できるなら、ガソリン車よりも体験価値が高い場面もあります。

EVの本当の価値は「移動コスト」だけではない

EVの話になると、よく電気代とガソリン代の比較になります。

もちろん、それも大事です。

同じ距離を走るなら、ガソリンより電気の方が安く済むケースは多い。
自宅充電や安い電気料金と組み合わせれば、ランニングコストの魅力は大きい。

ただ、今回感じたEVの価値は、単なるコストだけではありません。

静かな移動。
疲れにくい車内。
滑らかな加速。
高速道路の休憩と充電の相性。
昼寝できるくらい自然な30分の充電時間。
目的地で充電できる安心感。
再エネや地域エネルギーとの相性。
観光地の滞在価値を高める可能性。

ここまで含めると、EVは単なる「安い移動手段」ではなくなります。

EVは、移動体験そのものを変える車です。

特に、軽井沢のような場所に行くと、その価値が分かりやすい。

自然の中を、静かに走る。
排気ガスの匂いもない。
車内も静か。
移動そのものが、少し上質になる。

これは、数字だけでは伝わりにくいEVの魅力だと思います。

結論。EVで軽井沢は、かなりおすすめです

今回、BMW iX1で東京から軽井沢へ行ってみて、EVの可能性をかなり感じました。

結論としては、かなりおすすめです。

ただし、条件があります。

出発前にある程度充電しておくこと。
高速道路の休憩中に充電する前提で考えること。
急速充電器が混んでいる可能性も見ておくこと。
目的地周辺では200V普通充電も多いので、短時間で一気に充電したい場合は事前確認すること。

このあたりを押さえておけば、東京〜軽井沢のEV移動はかなり快適です。

EVは、まだ完璧ではありません。

でも、もう「不便を我慢して乗る車」ではありません。

少なくとも、東京から軽井沢へ行くくらいの距離では、EVはかなり現実的です。
そして、実際に乗ってみると、ガソリン車にはない気持ちよさがあります。

移動が静かになる。
休憩が自然になる。
目的地での過ごし方が変わる。
エネルギーの見方が変わる。
地域とのつながり方も変わる。

EVの可能性は、車そのものだけではなく、その先にあります。

軽井沢に行って、あらためて思いました。

これからの観光地には、EVが似合う。
そして、これからの移動には、EVがもっと普通になっていく。

BMW iX1での軽井沢ドライブは、その未来をかなりリアルに感じる体験でした。

※本記事は、株式会社タンソーマンGXの公式note(2026年5月31日掲載)からの転載です。noteで読む

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