
先日、トヨタのBEV「bZ4X」に乗る機会がありました。
僕は、株式会社タンソーマンGXという会社で、企業や自治体向けに脱炭素・再エネ・EV導入の支援をしている福元です。
EVを活用した新しい福利厚生サービス「カーマイン」も進めています。
企業が従業員にEVを貸与し、通勤やプライベート利用にも使えるようにすることで、採用力の向上、従業員の生活支援、そして企業の脱炭素を同時に進めていく取り組みです。
そんな仕事をしている立場として、トヨタのBEVには以前から関心がありました。
正直に言うと、乗る前は少し構えていました。
「トヨタの電気自動車って、実際どうなんだろう」
「EVらしい感動はあるのか」
「ガソリン車やハイブリッド車と、どれくらい違うのか」
そんなことを考えながら乗りました。
僕自身、これまでそれなりに色々な車に乗ってきました。
外車にも乗ってきましたし、スズキ、マツダ、ニッサンも乗ってきました。
バイクもホンダが好きですし、カワサキも買ったことがあります。
つまり、特定のメーカーだけを信じているというより、いわゆる一通り通ってきたタイプだと思います。
そのうえで、今回初めてトヨタのBEVに乗りました。
結論から言うと、
かなり良かったです。
しかも、ただ「電気自動車だからすごい」という話ではありません。
bZ4Xの良さは、もっと地味で、もっと本質的でした。
静か。
疲れない。
乗り心地がいい。
そして、違和感がない。
この完成度がかなり高いと感じました。
EVなのに、良い意味で“普通”に乗れる
bZ4Xに乗ってまず感じたのは、静かさです。
もちろんEVなのでエンジン音はありません。
ただ、単に音がしないというより、車内全体が落ち着いている感じがあります。
加速もスムーズです。
変にドンと出る感じではなく、すっと前に進む。
ガソリン車のようなエンジンの回転上昇もなく、ハイブリッド車のような切り替わり感も少ない。
この“なめらかさ”は、実際に乗るとかなり気持ちいいです。
そして何より、疲れにくい。
音、振動、発進停止のギクシャク感が少ないので、運転していて身体に余計な負担がかかりにくい。
車に詳しい人ほど、加速性能やスペックを見がちです。
でも、日常で本当に効いてくるのは、こういう部分だと思います。
毎日乗る車として、静かで疲れない。
これはかなり強いです。
乗り心地がかなり良い
個人的に一番印象に残ったのは、乗り心地です。
bZ4XはSUVですが、変にフワフワしているわけではありません。
車体に重さがあるからなのか、かなりどっしりしています。
道路の段差を越えた時も、嫌な突き上げが少ない。
カーブでも不安定な感じが少ない。
車全体がしっかりしていて、「これは長く乗っても疲れにくいな」と感じました。
外車のような派手な高級感とは少し違います。
でも、トヨタらしい安心感があります。
運転していて肩に力が入らない。
変に気を使わなくていい。
でも、ちゃんと上質。
このバランスがかなり良いです。
近未来感はリーフの方があるかもしれない
一方で、EVらしい近未来感という意味では、ニッサンのリーフの方がわかりやすいかもしれません。
リーフは、乗った瞬間に「これは電気自動車だな」と感じやすい車です。
ワンペダルの感覚も含めて、EVに乗っている感覚が強い。
それに比べると、bZ4Xは良くも悪くも自然です。
「うわ、未来の乗り物だ」
という驚きよりも、
「え、普通にめちゃくちゃ乗りやすい」
という感覚に近い。
でも、僕はこれがトヨタのBEVらしさなのだと思いました。
EVを特別なものにしすぎない。
ガソリン車やハイブリッド車から乗り換えても、違和感なく乗れる。
EV初心者でもすぐに慣れる。
これは、法人導入や福利厚生としてEVを広げていくうえで、かなり大事なポイントです。
コスパが良すぎる
そして、やはり大きいのが補助金です。
この乗り心地で、静かで、疲れにくくて、維持費も抑えやすい。
そこに国や自治体の補助金が乗るのであれば、たしかに「これは買う理由があるな」と思いました。
正直、EVはまだ高いという印象を持っている人も多いと思います。
でも、補助金を含めて実質負担を見た時に、bZ4Xはかなり現実的な選択肢になります。
特に、家や職場に充電環境を作れる人。
通勤や日常移動が中心の人。
長距離を毎週走るわけではない人。
静かで疲れにくい車を求めている人。
こういう人には、かなり合うと思います。
企業がEVを持つ意味は、これから大きくなる
今回bZ4Xに乗って、改めて感じたことがあります。
それは、EVは単なる「環境に良い車」ではなくなってきているということです。
静かで疲れにくい。
維持費を抑えやすい。
職場で充電できれば、従業員の移動負担も減らせる。
企業としては、脱炭素の取り組みとしても説明しやすい。
つまりEVは、企業にとっても従業員にとってもメリットのある選択肢になりつつあります。
特に地方や郊外では、車がないと通勤できない、生活が不便、という地域がまだまだ多くあります。
一方で、若い人からすると、車を持つこと自体が大きな負担になっています。
車両代、保険、駐車場、ガソリン代、メンテナンス費。
給料が上がりにくい中で、これらを個人で抱えるのは簡単ではありません。
だからこそ、企業がEVを福利厚生として貸与するという考え方には、かなり可能性があると思っています。
カーマインで実現したいこと
タンソーマンGXでは、EVを活用した福利厚生サービス「カーマイン」を進めています。
カーマインは、企業が従業員にEVを貸与し、通勤だけでなくプライベート利用もできるようにする新しい福利厚生の仕組みです。
企業にとっては、採用力の強化になります。
従業員にとっては、車を持つ負担を減らせます。
さらに、企業の脱炭素や再エネ活用にもつながります。
これは、単なるEV導入支援ではありません。
人手不足に悩む企業にとっては、採用の武器になります。
生活コストに悩む求職者にとっては、働く場所の選択肢を広げるきっかけになります。
自治体にとっては、地域で働く人を増やす施策にもなります。
今回bZ4Xに乗って、改めて思いました。
EVは、もう一部の車好きだけのものではありません。
普通に乗りやすくて、静かで、疲れにくくて、日常で使える車になっています。
だからこそ、企業がEVを福利厚生として導入する時代は、十分に来ると思います。
トヨタがEVを作ると、こうなるのか
今回乗ってみて一番思ったのは、
「トヨタがEVを作ると、こうなるのか」
ということです。
尖ったEVではありません。
ものすごく派手な演出があるわけでもありません。
乗った瞬間に人生が変わるような大げさな車でもありません。
でも、静かで、疲れにくくて、乗り心地が良くて、安心して運転できる。
つまり、ちゃんと日常で使える。
これはかなり大きいです。
EVは、まだ一部の車好きや新しいもの好きのためのものだと思われがちです。
でも、bZ4Xに乗ると、もうそういう段階ではないのかもしれないと感じます。
普通に乗れて、普通に快適で、普通に欲しくなる。
その意味で、bZ4Xはかなり完成度の高いBEVだと思いました。
まとめ
僕はこれまで、いろいろなメーカーの車やバイクに乗ってきました。
外車も乗った。
スズキも乗った。
マツダも乗った。
ニッサンも乗った。
バイクではホンダも好きだし、カワサキも乗った。
そのうえで、初めて乗ったトヨタのBEV。
感想はかなりシンプルです。
静か。
疲れない。
乗り心地がいい。
そして、補助金が出るならかなり現実的。
EVらしい近未来感は、リーフの方がわかりやすいかもしれません。
でも、bZ4Xにはトヨタらしい「普通に良い」があります。
この“普通に良い”は、実はかなり強い。
EVに乗り換えることを大げさに考えなくていい。
ガソリン車からでも、ハイブリッド車からでも、自然に移行できる。
bZ4Xに乗って、そう感じました。
そして、こういうEVが当たり前になっていくなら、企業が従業員にEVを貸与する福利厚生も、決して遠い未来の話ではありません。
EVを会社が持ち、従業員が使い、地域の移動を支え、企業の採用力と脱炭素を同時に進める。
カーマインで実現したいのは、まさにそういう世界です。
EVは、もう特別な車ではない。
企業の福利厚生になり、地域の移動を支え、働き方を変える存在になっていく。
bZ4Xに乗って、その未来がかなり現実に近づいていると感じました。
※本記事は、株式会社タンソーマンGXの公式note(2026年5月11日掲載)からの転載です。noteで読む
